マッサの木工館 本文へジャンプ
ウサギのふるさと夢木箱 ・ 鯨澤 髭の助ウサギにお餅をつかせる

「ウサギのふるさと夢木箱」
 この作品は15年前(1995)に製作いたしました、ハンズ大賞挑戦作品で入選作です。オルゴールを木工細工で作ってみました、ハンドルを回しますと、ドラムにつけたピンがハンマーを動かし金属パイプを叩き音を出す仕掛けです、夢木箱の扉を開けますとウサギが7羽並んでまして、お餅をつきます、同じ回転軸で繋がってまして「ウサギ追いしかの山」とふるさとの歌が奏でられます。タモリさんの「音楽は世界だ」と言うテレビ番組がありましたがここで私とこの作品が紹介されまして、全国に映像が流れました、自動車に作品を積み東京のスタジオまで収録に行きましたのが思い出されます。その時出演されてました方々はタモリさん、故丹波哲郎さん、木の実ナナさん、コロッケさん、と私もごいっしょさせて頂きましたその時のDVDは大切に残しています。

「鯨澤 髭の助ウサギにお餅をつかせる」
 大阪鶴橋で鯨の髭歯、歯、骨を材料に彫刻した装飾品の経営をされています友人より鯨の髭歯(昭和40年代に捕獲したもの)を頂きました、髭歯は金属のバネがありませんでした昔はからくり仕掛けの動力として使われていたとお聞きしています、今でも人形浄瑠璃の人形の頭の中に、顔の表情をいろいろ変える為の細工に髭歯をバネにして例えば眉毛を上下させたり、口を大きく開けたり、また化けたりするのに使っています。
 私もこの髭歯のバネの力を利用して回転運動に変えてウサキにお餅をつかせるように作りました、ネジを巻くように、ノブを回して髭歯の弾力でリールに釣り糸を巻きつけます、ハズミ車のストッパーを外しますと、バネの弾力の力でリールに巻きつけた釣り糸が引っ張られて歯車が回転し始めます、リールにまきつけた釣り糸が全部もどけるまでの回転でウサギが約60回ほどお餅をつきます。
 丹波、年輪の里、ウッドクラフト展に出品いたしました、残念ながら入賞は出来ませんでした。髭歯は力を強くするために5枚重ねてバネの束にして使用しました、バネを巻き取る糸は強力な魚釣り用のテグスを使いました。鯨澤髭の助は武士のように力強く見せるために陣羽織を着せています、顔の髭は鯨の髭歯です。(2007年製作)